NHKの受信契約を解除し受信料と通信料金を抑える
現在所持している携帯電話は、2013年11月に購入した京セラ製のURBANO L01。
これにはワンセグ機能が付いているため、NHKの営業センターの人に見つかり、
「テレビを所持していなくてもワンセグ機能付きの携帯電話を所持しているだけで契約が必要です」
と言われ、渋々NHKとワンセグのみ受信契約をした。
契約した時から、毎月割がなくなる2015年11月にワンセグ機能がない機種に変更することを決意していたが、 なんとauから出ているAndroidスマートフォンは(TORQUE G01を除き)すべてワンセグ機能が付いている。
ワンセグ機能がついていないのはiPhoneとFx0のみだが、
- iPhoneのSafariでは拙作のGPXでのルート作成ができず(ダウンロードができない)、
- FirefoxOSでは多分GPXファイルの作成はできるが、地図ロイドやrmapsに相当するような地図アプリがありそうにない。
私は15年近くauユーザーなので、キャリアメール(@ezweb.ne.jp)も変えたくない(変更の連絡が面倒)。
要件をまとめると、
- ワンセグ機能が付いていないこと(NHKのワンセグ契約を解約するため)
- 今までの電話番号とキャリアメールのアドレスを維持すること
- Android端末であること(GPXファイルが作成でき、表示するアプリがあること)
- 電話は発信・着信ともにめったにしない
- データ通信も家と会社にはWi-Fiがあるので、月1GBも使わない
という条件で、携帯電話の通信料とNHKに払う受信料のトータルを削減したい。
方針
上の要件を解決するため、色々と検討した結果、以下のような方針とした。
- ワンセグ機能がないSIMフリー端末を購入
- MVNOの格安SIMを新規に契約
- 格安SIMはデータ通信のみ
- IP電話アプリ(050PlusやSMARTalk)を入れて050の番号で音声通話はできるようにする
- auの端末はLTEフラットを解除し、電話番号とメールアドレスを維持するための最低限の契約だけ残して実家に置く (実家にはテレビがあり、NHKと契約しているので、ワンセグ受信設備があっても大丈夫)
- 現在のau電話番号への着信は、SMARTalkの050番号へ転送するように設定し、新端末で着信できるようにする (転送時にauの通話料がかかるが、ほとんど着信もしない)
- auのキャリアメール(ezweb.ne.jp)はGmailで送受信するように設定
選んだもの
- SIMフリー端末 : ASUS ZenFone 2 Laser
- SIMカード : DMM Mobile データSIM ライトプラン(月額477円)
- IP電話 : SMARTalk
ヨドバシカメラやビックカメラの実店舗で触ってみたところ、 ZenFone 2 LaserよりP8liteのほうが手に持ってしっくりくるも印象だったが、 microSDXCに対応しているという一点だけでZenFone 2 Laserに決定した。
SIMカードは当時データ通信1GB/月で一番安いもの。
IP電話は、ほとんど通話をしないため、通話料金ではなく月額が無料のSMARTalkを選択。
経費(受信料 + 通信費)の変化
通信費がどれだけ節約できるかをまとめると下表のようになった。
項目 | 現状 | 解約後 |
---|---|---|
auへの支払額 | 7,326円/月 | 1,335円/月 |
DMM Mobileへの支払額 | - | 477円/月 |
NHK受信料 | 1,260円/月 | 0円/月 |
月額 合計 | 8,586円/月 | 1,802円/月 |
現状ではLTEフラット以外に無駄なオプションに入っていたので、月当たり6,700円程度節約できる計算となった。 ZenFone 2 LaserやSIMカードの発行手数料で33,000円程度かかるが、5ヶ月ほどで回収できる計算になる。
NHKの契約解除
ネットを調べると、しつこく解約させないよう粘ってくることを覚悟していたのだが、NHKのセンターに電話して、
「ワンセグ機能がない機種に変更したので解約したいのですが」
と言ったら、
「他に受信設備はないんですよね?それならば解約届を1週間程度で郵送しますので、それに記入して返送してください。」
と意外にもすんなり解約できた。
NHKから届いた解約届
しばらくすると、受信料を6ヶ月分前払いしていたので、NHKから返金があり、無事解約完了。
Aug. 31 2016 追記
裁判で「ワンセグ携帯は受信端末の設置にあたらない」という判決が出たようだ。現在NHKは控訴中。 今後はワンセグ付き携帯でも大丈夫になるかもしれないが・・・