RWGPS地理院標高 - Chrome拡張機能
Ride with GPS(RWGPS)のルート作成時、標高を国土地理院が提供する標高タイルから取得するように切り替えるChrome拡張機能です。
Jan. 28 2023: RWGPSの公式に紹介されました! → 日本のユーザーが地理空間データを使って標高精度を向上させることが可能に
概要
Ride with GPSのルート作成時に使用する標高データを、国内で利用できるうちで最も精度の良い、国土地理院が提供する5m/10mメッシュのものに切り替えます。
Ride with GPSの橋・トンネル補正機能はそのまま使えます。
インストール
Chromeウェブストアから「Chromeに追加」としてインストールしてください。
リンクが表示されない場合: RWGPS地理院標高
使い方
- Ride with GPSの新規作成、または既存ルートの編集画面に入ると、右下に「地」というボタンが追加されます。
- 1度クリックすると、枠がついて地理院タイルモードに切り替わります。もう1度クリックすると、RWGPSの標準に戻ります。
- ボタンに枠が付いた状態でこれまで通りルートを引くと、地理院タイルから取得した標高が使われます。
- 標高データの取得中は、右下のボタンに進捗状況を示すバーが表示されます。
注意事項
- 国土地理院のサーバに負荷をかけないようにしていることもあり、RWGPS標準に比べて標高の取得に時間がかかります。取得中はルートを追加・変更する操作を控えてください。(操作してもエラーにはならないように工夫していますが、グラフの表示がおかしくなったりします)
- できる限り精度の高いメッシュデータ(DEM5A、DEM5B、DEM5C、DEM10Bの順)から標高値を取ってこようとしますので、5mメッシュが整備されている都市部を通すときのほうが若干時間がかかります。
- タイル内のデータは最近傍点の標高値を持ってきます(タイルデータ自体が近傍4点の平均値になってしまっているため)。
- 標高タイルが提供されない日本以外では動作しません(通常のRWGPSの動作にフォールバックしますが、少し低速になります)。
- RWGPSの仕様変更によって突然動作しなくなる場合がありますが、ご容赦ください。
- 本拡張機能はRide with GPS社とはまったく無関係です。本拡張機能によって生じたいかなる事象についても、RWGPSに問い合わせることのないようにしてください。
更新履歴
- 0.10 Jan. 25 2022
- 公開
- 0.20 Jan. 26 2022
- 地理院タイルが水辺でNaNを返すため、その場合はRWGPS標準の関数にフォールバック
- 0.21 Jan. 26 2022
- フォールバック処理を高速化
- 0.30 Feb. 25 2022
- メモリ使用量を削減
- Cache APIを使用してローカルにタイル画像を30日間キャッシュ
- 「Open in Route Planner」から編集画面に入った際に拡張機能が有効になっていなかったのを修正
- 0.31 Apr. 25 2023
- RWGPSの内部構造変更に対応
- 0.32 May 16 2023
- 連続して取得が行われた際の動作を若干安定化
- 進捗バーが残り続けてしまうバグを修正